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MinGW+ffmpeg(6)x264

MinGW+ffmpeg(6)x264

x264のビルドは特に難しいことはない。が、マルチスレッドを有効(pthread-w32使用)にする場合には、--enable-pthreadが必要だ。

./configure --enable-pthread
make
cp x264.h /mingw/include/
cp libx264.a /mingw/lib/

x264の./configureはデフォルトで静的(static)ライブラリのみ作成するので、--disable-sharedや--enable-staticは不要。

以下の記述はx264.exeに関わるもので、ffmpegにリンクするのみであれば上記のみでよい。

 x264.exeの単独利用

作成されたx264.exeは、MinGW+ffmpeg(5)pthreadに従っていれば、実行時にpthreadGC2.dllが必要だ。

しかし、x264は(未検証だが)staticライブラリ版のpthread-w32に正しく対応している。本特集の範囲内ではないが、x264.exeを使いたいだけであれば、MinGW+ffmpeg(A)pthreadは複雑を参照してstatic版のpthread-w32をビルドし、出来上がるlibpthreadGC2.aとリンクすればDLL不要版のx264.exeが完成する。

ただし、上記手順ではmp4関連を有効にしていないため、x264.exeでmp4ファイルを扱うことが出来ない。これを可能にしたバージョンは、また別の記事としてそのうち取り上げたい。

 シングルスレッド版のビルド

pthread-w32がMinGWの環境にインストールされている場合、x264は自動的にマルチスレッド有効でビルドしようとする。そのため、

./configure --disable-pthread

と明示的に無効にする必要がある。

最終更新時間:2008年04月10日 02時13分17秒