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フリーのWeb用FLVプレーヤコンポーネント

フリーのWeb用FLVプレーヤコンポーネント

最近巷ではFLVを再生するためのソフトに関しての情報が出回っている。が、これらの殆どはローカルでFLVファイルを再生するためのものだ。YouTubeやzoomeのようなサイトを作成するための、Webに貼り付けられるプレーヤコンポーネント(SWF)に関してはかなり情報が少ない。Google等で検索してみようにも、検索語が「FLV プレーヤ」ではローカル用のものばかりが表示される。

もちろん正統にはAdobe Flashを購入するのが筋なのだが、何度も繰り返し使用するほどでもないのに豪華で高価なソフトウェアは二の足を踏む向きも多いだろう。やっとのことでフリーのWeb用プレーヤを見つけても、個人・非商用のみフリーだったりしないだろうか。

結論から言おう。Web用・フリー・商用可能なFLVプレーヤコンポーネントは存在する。しかも複数あるのだが、サイトやソフト自体が比較的わかりやすいものを2つ紹介する。ただし、多少の英語の素養くらいは必要と思って欲しい。

なお、ここで紹介するのはWebに貼り付け・埋め込み、再生するソフト(SWF)であり、FLV形式の動画ファイルを作成するソフトではないので注意。

 FLV Player(neolao)

何の飾り気もない名前で、FLVを再生するソフトは全てFLV Playerと名乗らなければならないのかと毎回ツッコミたくなるのだが、ソフト自体は実用に十分の素晴らしいものだ。

プレーヤにはNORMAL(無印), MINI, MAXI, MULTI, JSという種類があり、それぞれ備える機能が異なる。ごく普通のプレーヤが欲しければ無印のもので構わない。それぞれの見栄えはFLV Playerのサイトで確認できる。ドメイン名までシンプル(flv-player.net)なのには笑ってしまう。

ソフト自体はGoogle CodeのFLV Playerのページからダウンロード可能だ。ライセンスはMPL1.1とCreative Commonsで、商用は禁止されていない。

 Any Flv Player

こちらは少しは特徴ある名前で助かるが、機能としても特徴がある。Any Flv Playerのサイトを見ると、すぐに疑問が浮かぶだろう。「これってローカル用のプレーヤじゃないの?」と。

実はその通り。いや、正確に言うと、Web用のプレーヤも捻出できるローカル用のプレーヤだ。ローカルのFLVファイルを開けば普通に再生ができるローカル用のプレーヤでありながら、メニューのPublishからはWeb用のプレーヤであるSWFファイルが作成できる。HTMLも出力されるのでそのまま動作確認が可能だ。該当部分のHTMLを自サイトのHTMLに貼り付け、SWFとFLVをアップロードするだけで、Web上で動画を公開できるというわけだ。

同梱されている動画ファイルのコンバータは本来有料のもので、どうやらこちらには動画の長さ(時間)に制限があるようだが、Web用プレーヤは普通に使用できる模様。特段商用に関する表記はなく、一般的なライセンスに関する文言さえない。ただフリーとだけ書かれているので遠慮無く使わせてもらおう。

なお、Any Flv PlayerはFLVファイルの再生にFlashコンポーネントを使用するようで、他のソフトでは途中で止まってしまったり、エラーが発生するファイルでも正常に再生できる場合がある。つまり、ローカル用のプレーヤとしても非常に価値があるため、Any Flv Playerは筆者の必須ソフトウェアの一つになっていたりする。

最終更新時間:2008年12月31日 03時08分45秒